序章 はじめに第1章 改正作業における議論の状況(法制審部会設置前の段階における詐害行為取消権の議論の概要;詐害行為取消権をめぐる法制審部会の議論の状況 ほか)第2章 改正法の下で採用された各規律の検討(制度的枠組みに関する筆者の問題意識;要件論の検討 ほか)第3章 改正法の下での具体的諸問題(詐害行為取消権の制度趣旨の変容;詐害行為取消訴訟提起段階の検討事項 ほか)第4章 改正法の限界とそれに対する責任説からの応答(付加的請求部分を残したことによる強制執行制度との接合の困難性;原状回復請求権をめぐる議論 ほか)終章 全体のまとめ