はじめに 関西ジャーナリズムの系譜学序章 実業の都と福澤精神第1章 大関西圏構築の夢―帝国を疾駆する「汽車博」第2章 夕刊発行と時間軸の拡大―化け込み記者・下山京子第3章 リベラルな場としての大阪社会部―主義者・難波英夫第4章 距離を埋めるテクノロジー―「東京電話」第5章 福澤精神の射程―主筆・土屋大夢がみた大衆第6章 “二流紙”の日本主義―「メディアと戦争」異聞第7章 「地方」の動員―新聞統合と大阪新聞の誕生第8章 よみがえる大阪時事―戦後の復刊おわりに 規範論を越えて