第0章 本書の概要――情報法にみるデジタル中国の光と影――〔石本茂彦〕第1章 中国デジタル化の進展と法整備の課題〔岡野寿彦〕第2章 国家安全と情報法〔石本茂彦〕第3章 個人情報の保護と国家のデータ利用〔松尾剛行/胡 悦〕第4章 ネットワーク安全法と対中ビジネス〔森脇 章〕第5章 情報分野における競争法の動向──プラットフォーム関係を中心に──〔松尾剛行/劉淑珺〕第6章 データローカライゼーション〔小野寺良文〕第7章 デジタル人民元の背景と展望〔岡野寿彦〕第8章 社会主義市場経済における暗号資産をめぐる法〔角本和理〕第9章 監視社会への歩み――国家にとっての個人情報――〔田中信行〕【法令索引】【詳細目次】第0章 本書の概要――情報法にみるデジタル中国の光と影――〔石本茂彦〕1.はじめに2.各章の概要3.注目トピックと各章での言及4.結語第1章 中国デジタル化の進展と法整備の課題〔岡野寿彦〕1.中国インターネットビジネスの進展と法的課題2.中国政府のIT政策と法整備――データの活用をめぐる戦略とルール形成3.中国情報法の整備の動向4.中国政府のプラットフォーマー規制強化――イノベーションと規範化のリバランスコラム イノベーションと規範化・個人情報保護―医療テックの進展と法整備第2章 国家安全と情報法〔石本茂彦〕1.はじめに2.中国の安全保障観と国家安全法制3.情報の国家的コントロール4.ネットワーク安全/データ安全法と国家安全5.技術情報の輸出と国家安全6.暗号法と国家安全7.ITと経済安全保障的産業政策8.結語第3章 個人情報の保護と国家のデータ利用〔松尾剛行/胡悦〕1.中国におけるデジタル社会発展に対する姿勢とその特徴2.中国の個人情報保護制度概要3.中国のプライバシー保護制度概要4.中国の個人情報制度の特徴――国家の関与5.本章で検討していない法令等第4章 ネットワーク安全法と対中ビジネス〔森脇 章〕1.はじめに2.ネットワーク安全法等の概要――日系企業がすべきこと3.法令遵守の先にあるもの――日本企業ができること第5章 情報分野における中国競争法の動向――プラットフォーム関係を中心に――〔松尾剛行/劉淑珺〕1.はじめに2.独占禁止法3.不正競争防止法4.将来的な動向および課題第6章 データローカライゼーション〔小野寺良文〕1.はじめに2.中国のデータ囲い込み戦略3.中国のデータ域外移転規制4.データの国内保存義務5.結語第7章 デジタル人民元の背景と展望〔岡野寿彦〕1.デジタル・エコシステムの形成における金融機能の役割と課題2.デジタル人民元の目的と特徴・課題コラム デジタル化による中国社会の変容―アリババ「相互宝」(相互監視型医療共済)第8章 社会主義市場経済における暗号資産をめぐる法〔角本和理〕1.はじめに2.暗号資産と民法典3.仮想通貨と法4.ブロックチェーンと法5.中央銀行デジタル通貨(デジタル人民元)と法6.新たな暗号資産と法7.まとめと今後の展望第9章 監視社会への歩み――国家にとっての個人情報――〔田中信行〕1.はじめに2.監視社会化への背景3.平安都市が目指した社会4.中国的監視社会の特徴と問題点5.強まる国の管理6.おわりに【法令索引】