はじめに (小嶋華津子)序章 現代中国における基層幹部の概要(磯部靖)第Ⅰ部 農村社会の基層幹部第1章 集団農業体制下の農村幹部――中国農村におけるプリンシパル・エージェント関係の変容(中兼和津次)第2章 「農村整風」と基層幹部の行動変容――「大飢饉」の前奏:1957~58年(角崎信也)第3章 「交叉地帯」と基層幹部(田原史起)第Ⅱ部 都市社会の基層幹部第4章 中華人民共和国における公安・司法・検察機関の接収と再編――基層幹部の動態に注目して:1949~53 年(有澤雄毅)第5章 下層の動員――政治統合と里弄の変容(張済順)第6章 工場における大躍進運動の展開と幹部――上海の紡績工場を事例として:1957-59 年(鄭浩瀾)第7章 食糧難下における工場幹部の行動様式――1950年代末~60年代前半期(小嶋華津子)第Ⅲ部 「統一戦線工作」と基層幹部第8章 基層幹部からみた宗教管理(上野正弥)第9章 新疆ウイグル自治区「訪恵聚」活動にみる基層幹部の動態分析(星野昌裕)