第1章 金融政策:概観1 金融政策とは何か2 金融政策分析の枠組み3 金融政策分析の視点4 金融政策分析の留意事項第2章 金融の役割1 「金融」とは2 金融システム3 金融をめぐる理論的基礎第3章 貨幣と中央銀行1 お金と中央銀行2 貨幣の機能3 貨幣経済4 銀行券の発行5 金融システムと通貨供給6 中央銀行と通貨の信認補論1 マクロ経済学の教科書の中での通貨発行益補論2 為替レート制度の選択第4章 金融政策の目標1 インフレとデフレ2 物価変動のコスト3 インフレのコスト4 デフレのコスト5 物価安定の基本的な考え方第5章 金融政策を運営する制度的枠組み1 金融政策の失敗からの教訓2 中央銀行の独立性3 委員会制度4 中央銀行のコミュニケーション5 日本銀行の金融政策決定会合の運営補論 中央銀行の最適契約理論第6章 金融政策と金利の期間構造1 金融政策と金利の期間構造2 債券価格と金利3 金利の期待仮説とイールドカーブ4 イールドカーブの変動メカニズム補論1 イールドカーブに関するネルソン=シーゲルモデル補論2 為替レートの決定理論補論3 株価の決定理論第7章 政策ルールとインフレ目標政策1 政策金利の指針2 ルールと裁量3 テイラールールの基本形4 テイラー原理5 テイラールールの実践的な解釈6 柔軟なインフレ目標政策第8章 金融市場調節1 金融市場調節とは2 コール市場と金融市場調節3 資金過不足の要因4 金融市場調節5 政策金利の安定化メカニズム補論 外国為替市場介入と金融市場調節第9章 金融政策分析の基本モデル1 総需要と潜在産出量2 IS曲線3 金融政策(MP)曲線4 IS−MP分析5 インフレ予想修正付きフィリップス曲線6 テイラー原理の解釈7 基本モデルの使い方第10章 総需要=総供給分析への拡張1 総需要曲線と総供給曲線2 総需要=総供給分析3 総需要=総供給ショックと政策対応4 インフレ予想制御の重要性第11章 非伝統的金融政策1 非伝統的金融政策:概観2 非伝統的金融政策の類型化3 非伝統的金融政策の手段(1)金利政策の拡張4 非伝統的金融政策の手段(2)量的緩和政策5 非伝統的金融政策の効果:総需要=総供給分析の拡張第12章 マクロプルーデンス政策1 金融危機とシステミックリスク2 マクロプルーデンス政策3 中央銀行の政策運営への含意第13章 金融政策の将来展望1 二つの境界線の消滅2 低体温症経済3 政府債務の拡張と金融政策4 当面の政策運営の枠組みを考えるうえでの課題5 中央銀行の新たな課題