序 論 二つの革命という仮説 世界革命という仮説 無償労働という仮説 無償労働の政治的力という仮説 階級概念の再検討という仮説 多様な生産様式という仮説 措定的暴力と維持的暴力と威嚇力という仮説 内部の植民地化という仮説 「主体」という仮説 破局(カタストロフ)という仮説 〈北〉と〈南〉の力関係の変化という仮説第一章 単一の階級闘争から複数の階級闘争へ一 革命のかげり二 複数の階級闘争三 諸階級と自由労働四 複数の階級闘争と革命の背景 四─一 中心部の植民地化 四─二 独占の戦略 四─三 技術と自然資源のコントロール五 戦略的知第二章 グローバリゼーションと革命のなかにおける女性と人種差別された人々の「無償労働」一 世界市場は多様な生産様式の場である 一─一 主体性の価値化と非価値化 一─二 真の境界線 一─三 政治的機械と人工知能二 世界的権力機械 二─一 双頭の機械 二─二 オルド自由主義と創発国家三 権力の植民地体制四 奴隷の居る共和国第三章 ヨーロッパと二十世紀の革命一 東洋における革命二 グラムシと世界革命三 ハンス=ユルゲン・クラール、学生運動、革命 三─一 政治的主体化 三─二 革命の運命第四章 フェミニズムと植民地化された人々──新たな階級闘争一 弁証法は白人男性のものである 一─一 ファノンの弁証法批判 一─二 ロンツィと家長父制的弁証法 一─三 ヘーゲルとトロンティ、「絶対に近代的でなくてはならない」 一─四 非弁証法的非対称 一─五 従属の発生源 一─六 歴史と弁証法から脱却し社会主義革命と絶縁すること 一─七 女性や植民地化された人々の政治的組織の労働運動からの自立二 唯物論フェミニズムにおける階級闘争 二─一 セックス、セクシュアリティ、ジェンダー 二─二 クィア理論の批判 二─三 ミシェル・フーコーあるいは権力のクィア理論第五章 主体性の「搾取と生産」の批判一 所有は盗みか? 一─一 「所有は盗みである」二 主体性の征服戦争 二─一 征服戦争と規範 二─二 規範化が規範に先立つ 二─三 唯物論フェミニズムにおける女性階級の構成 二─四 規範に先立つのは「打ち負かされた主体性」である第六章 階級闘争の抑圧一 カール・マルクス二 フーコーと生政治三 マイケル・ハートとアントニオ・ネグリ四 ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリ五 ブリュノ・ラトゥールのエコロジー論第七章 「予想できない主体」と革命の時代一 歴史主義の乗り越え──未来から現在へ二 出来事と革命三 六八年の出来事四 出来事の時代五 蜂起という出来事のあとの二重の危険六 反革命七 時間の脱政治化第八章 複数階級ならびにマイノリティの闘争、カタストロフ、世界革命一 紛争の新たな性質 一─一 諸階級とマイノリティ 一─二 否定と肯定 一─三 CRCの政治的主体化 一─四 予想できない主体 一─五 言表行為の集合的動的編成 vs 遂行的発話二 破局(カタストロフ) 二─一 産出的自然三 世界革命 三─一 来たるべき革命における「無償労働」 三─二 反乱! 三─三 反逆を続けることが学ぶことになる 三─四 最近の反乱について訳者あとがき人名索引