序論 デジタル化する世界と憲法第Ⅰ部 デジタル社会における個人主義の虚構 個人化される環境――「超個人主義」の逆説? ビッグデータ社会における「自己決定」の変容 「身体の自由」のゆくえ――〈サイバー/フィジカル〉が融解する世界の中で第Ⅱ部 漂流する日本の個人データ保護法制とプライバシー GDPRが突きつける日本の選択――求められる憲法調和的なAIネット化 〝C〟の誘惑――スコア監視国家と「内心の自由」 個人情報保護法制のゆくえ――憲法と個人情報保護【鈴木正朝氏との対談】 自己情報コントロール権について 自己情報コントロール権をめぐって【曽我部真裕氏との対談】 新型コロナウイルス感染症対策とプライバシー――日本版接触確認アプリから考える第Ⅲ部 デジタル化する表現環境と表現の自由 思想の自由市場の落日――アテンション・エコノミー×AI SNSとフェイクポピュリズム――「関心市場」の社会的デザインを探る アテンション・エコノミーと報道――デジタル言論空間のあり方を問う アルゴリズム社会の〝統治者〟――プラットフォーム監視は責務 原発と言論――「政府言論」を考える 続・原発と言論――政府による「言論」の統制について第Ⅳ部 プラットフォーム権力とたじろぐ国家 プラットフォームと戦略的関係を結べ――GAFAのサービスが社会基盤となるいま、日本はいかなるモデルを構築すべきなのか まつろわぬインフラ――情報通信、「情報戦」、グローバル・プラットフォーム デジタル空間とどう向き合うか【インタビュー】