序章 「科学技術イノベーション政策のための科学」の実現に向けて0.1 「経済成長による豊かで平等な社会」を求めて0.2 アダム・スミスの市場競争原理と新古典派経済学0.3 レオンチェフの「新古典派経済学」への批判0.4 「トランス・サイエンスの時代」の科学と社会0.5 トランス・サイエンス時代の科学技術政策0.6 本書の構成第1章 崩壊からの再生1.1 明治日本の近代化から第2次世界大戦の敗戦へ1.2 崩壊からの出発1.3 農地改革と財閥解体1.4 傾斜生産方式の導入第2章 経済成長期の日本経済2.1 経済成長と技術進歩の測定2.2 全要素生産性の理論枠組2.3 日米購買力平価換算価格指数と日米生産性比較第3章 研究開発・情報処理活動による全要素生産性の波及効果の測定3.1 技術効率の向上と無形資産としての知識ストック3.2 研究開発投資および情報処理投資の資本化とそのサービス量の測定3.3 産業部門の資本サービスおよび資本コストの算定3.4 資本サービス価格および資本収益率の測定結果3.5 静学・動学ユニット生産構造と研究開発および情報処理投資3.6 研究開発活動を含む産業連関表によるTFPと成長会計の枠組み3.7 研究開発投資および情報処理投資の資本化によるTFP計測3.8 結びに代えて第4章 長期技術選択行動と費用関数の定式4.1 生産者の長期技術選択行動4.2 トランス・ログ価格関数の測定4.3 トランス・ログ価格関数の測定結果4.4 要素相対価格の変移と技術選択第5章 無形資本投資拡大の成果評価5.1 問題の所在5.2 要素相対価格の変移と技術選択5.3 技術評価シートの作成5.4 結びに代えて第6章 科学技術政策と経済・社会の発展6.1 科学技術の発展と経済構造変化6.2 政策シミュレーターの必要性6.3 政策シミュレーション・モデルの構造6.4 提言:科学技術政策と産業政策の連携補論 研究開発投資の資本化による産業連関表の作成1 国民経済計算におけるR&Dの資本化について2 JSNA2008のR&D推計の考え方3 産業連関表における研究開発活動の資本化4 企業内情報処理活動の特掲について5 結びに代えて