はじめに序 章 情報という問い第I部 情報がもたらす未来第1章 情報と技術の未来一 カーツワイルのポスト・ヒューマン論二 ニック・ボストロムのスーパーインテリジェンス論三 マックス・テグマークの生命システム論第2章 情報と経済の未来一 マカフィーとブリニョルフソンによる第二のマシン・エイジ二 ショシャナ・ズボフの監視資本主義第3章 情報と政治の未来一 フランシス・フクヤマと「テクノロジーの政治学」二 マイケル・サンデルと「守るべき美徳」三 ユヴァル・ノア・ハラリと「自由主義の擁護」第II部 情報哲学の現在第4章 情報の分析哲学一 第一哲学としての情報哲学二 機械情報の振る舞いを把捉するための情報概念の再定義三 情報技術を再定義し、情報化された環境における生の条件を問う四 知能(インテリジェンス)とは何かを再定義する第5章 情報の基礎づけ一 生命情報、社会情報、機械情報二 情報とは何か――パターンのパターン三 情報学が揺さぶる哲学的思考四 情報論的転回は大文字のパラダイムチェンジか五 シグナルの存在論、シンボルの存在論第6章 人工知能の身体性一 知能は実装されるのか、知能は生成するのか二 ロボットのなかの「知能の誕生」(ピアジェ)第III部 情報の実践マニュアル第7章 世界のセッティング一 交差する二つの世界理解図式二 複数の世界像の乱立三 「世界像の時代」の果て第8章 社会のセッティング一 「社会とはなにか」という問いを変容する技術二 コミュニカビリティに関わるデジタル・メディア三 行為の時代第9章 「人間」のセッティング一 自己表象の時代二 自由意志のデザイン─世界は誰が設計するのか三 「人間」の溶解、あるいは民主主義の溶解注文献一覧あとがき