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第1章 いま論じるべきことは何か? - 問題狀況と本書の目的=1

第2章 プロロ-グ - アメリカ的な「個人の自由」. そして「集團」の擡頭、凋落=9

第1節 アメリカ的な「個人の自由」の形成 - アメリカの原初的勞動社會(17世紀~19世紀半ば)=11

1. アメリカ革命以前の狀況 - アメリカ的「自由」の萌芽=11

1. イギリスの名殘 - 17世紀アメリカの狀況=11

2. 「アメリカ」的變化 - 18世紀アメリカの狀況=15

2. アメリカ革命と變革 - 「自由で平等な市民」精神の浸透=20

1. 「身分」から「自由ㆍ平等」へ - 勞動關係に對する認識の變化=20

2. 「不自由」から「自由」へ - 年季奉公使用人をめぐる變化=23

3. アメリカ的「自由」と2つの留保=27

第2節 「個人の自由」に歪みと「集團」の模索 - 産業化の進展と勞動運動の生成(1860年代~1933年)=30

1. 産業革命と貧困 - 19世紀末のアメリカの狀況=30

1. 産業革命と勞動問題=30

2. 新たな社會モデルの模索=41

2. 革新主義と反動 - 20世紀初めのアメリカの狀況=49

1. 革新主義の時代=49

2. 保守反動と「繁榮」=58

3. 自由放任資本主義下の勞動法 - コモンロ-による支配=65

第3節 「集團」の擡頭 - ケインズ主義的政策と産業民主主義の確立(1933年~1960年代)=74

1. ニュ-ディ-ル=74

1. ニュ-ディ-ル政策とその目的=74

2. ニュ-ディ-ル政策の背景=82

2. 社會經濟の發展=85

1. 發展の諸相=85

2. アメリカ的特徵ㆍ限界=95

第4節 「集團」の凋落 - 勞動組合の凋落と勞動問題の變容(1960年代~)=99

1. 勞動組合の凋落=99

1. 凋落の要因=99

2. 「集團」の變容と解體=103

2. 勞動法の變容と機能不全=110

1. 守護神の交代=110

2. 新たな勞動法の機能不全=113

3. 小括 - 今日の問題狀況と課題=115

第3章 「集團」の再生 - その理論的基盤と手法=117

第1節 基本槪念 - 「自由」「發信」「交涉」「構造」=119

1. 自由(Liberty)=120

1. 傳統的コモンロ-と勞動法=121

2. リバタリアニズムと勞動組合=124

3. 功利主義と勞動組合=126

4. 不當勞動行爲=129

5. ニュ-ディ-ル勞動立法の構造と批判=133

2. 發言(Voice)=134

1. 勞動組合の「ふたつの顔」=135

2. アメリカの勞動組合の實像=139

3. しかし組合は會社に利益を減らす=143

3. 交涉(Bargaining)=146

1. 獨占モデルの特徵=147

2. 獨占モデルの問題点=148

3. 交涉モデル=153

4. 勞動法制の評價と今後の方向性=155

4. 構造(Structure)=159

1. Clyde W. Summersの「制度的構造」=160

2. Susan Sturmの「構造的アプロ-チ」=166

第2節 改革案=180

1. Matthew W. Finkin - 少數組合代表制案=181

2. Paul C. Weiler - 從業員參加委員會案=187

3. Dunlop委員會報告 - 包括的な勞動法改革案=193

4. Samuel Estreicher - 競爭的勞動法改革案=203

第4章 學びとるべきものは何か? - アメリカの議論のまとめと日本の課題=211

1. アメリカ勞動社會の歷史=212

2. アメリカ勞動社會の理論=217

3. 日本への示唆=222

1. アメリカの議論の動向 - 「個人主義」の國における「集團」や「構造」の視点=222

2. 日本の規範的議論において必要な視点 - 「集團」と「構造」=223

3. 勞動組合法制のあり方 - いかに「集團的發言」の機會を保障していくか?=224

4. 勞動基準法制のあり方 - いかに「集團的發言」を組みこんでいくか?=226

5. 勞動契約法制のあり方 - いかに「構造的アプロ-チ」を取り入れていくか?=228

6. 勞動紛爭解決法制のあり方 - 「構造的」な問題解決の視点=233

7. 勞動市場法制のあり方 - 企業のわくを越えた集團的ㆍ構造的システム=234

8. まとめ - 「集團」や「構造」の視点からの總合的改革の必要性=235

4. アメリカを越えて - さらに考察すべき点=236

あとがき=239

事項索引=243

人名索引=248

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