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序論[佐々木てる]
 はじめに
 本書の中心的テーマ
 国籍とは
 本書の構成
 おわりに

第Ⅰ部 日本の複数国籍をめぐる社会状況

第1章 近年の複数国籍をめぐる日本の議論について[佐々木てる]
 はじめに
 1 複数国籍をめぐるこれまでの議論
 2 国会議員の国籍――蓮舫議員のケース
 3 ロシアで出生した子どもの国籍(国籍確認訴訟)を通じた議論
 4 スポーツ選手をめぐる議論
 おわりに

第2章 複数国籍に関する社会意識――「複数の国籍を保持することに関する調査」の基礎分析から[佐々木てる/人見泰弘]
 はじめに
 1 外国人の増加をめぐる意識について
 2 周囲にいる複数国籍者について
 3 複数国籍者の就任可能な職業について
 4 国籍および複数国籍の性質について
 5 国籍の取得方法・条件について
 6 日本人の条件について
 7 国籍選択制度に関する項目について
 おわりに――まとめと今後の課題

第3章 国籍法をめぐる日本人当事者の実情[武田里子]
 はじめに
 1 複数国籍をめぐる政策の変化――寛容から厳格化へ
 2 国籍法をめぐる事例
 3 国籍法一一条一項の子どもへの波及
 4 海外に居住する日本人
 おわりに

第4章 国籍離脱の自由の規範内容と複数国籍の合理性[近藤敦]
 はじめに
 1 基本的人権の尊重と国籍離脱の自由
 2 国民主権と国籍離脱の自由
 3 平和主義と複数国籍を認めることの合理性
 4 国際協調主義と国籍離脱の自由
 おわりに

第5章 日本の行政機関における国籍管理の現状と複数国籍者把握の可能性[大西広之]
 はじめに
 1 日本における国籍に関する諸制度と国籍確認
 2 日本の戸籍制度と国籍管理
 3 国籍確認の行政実務
 4 複数国籍者把握の現状と国籍認定の限界
 おわりに――国籍管理と複数国籍制度のあり方について

第Ⅱ部 複数国籍をめぐる世界的な動向

第6章 複数国籍者からの国籍剥奪――国家安全保障を軸とした議論の行方[手塚沙織]
 はじめに
 1 イスラーム国参加者の帰還への対応
 2 ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカの各国の事例
 3 複数国籍者からの国籍剥奪をめぐる諸外国の政策の行方
 4 複数国籍者からの国籍剥奪における論点

第7章 ドイツの複数国籍――「現実」と「原則」の乖離[佐藤成基]
 はじめに――国籍制度の「開放化」と複数国籍容認への抵抗
 1 ドイツにおける複数国籍の現状
 2 ドイツにおける複数国籍政策の経緯
 3 「世代限定」モデルの可能性
 4 今後の展望

第8章 制度的寛容の持続とゆらぎ――英国における複数国籍[樽本英樹]
 はじめに――英国は寛容な国なのか?
 1 国籍と市民権
 2 帝国という遺産
 3 移民と市民権の安全保障化
 おわりに――寛容な国の不寛容さ

第9章 アメリカ合衆国とカナダにおける複数国籍の容認と分岐[南川文里]
 はじめに
 1 国籍唯一原則の時代――国籍離脱制度の整備と複数国籍の否定
 2 排他的忠誠から自発的意思へ――アメリカにおける複数国籍容認
 3 カナダにおける複数国籍制度の確立――アポステリオリな承認と多文化主義
 4 グローバルな移民の時代と複数国籍批判
 おわりに

第10章 東アジアの無国籍者と複数国籍者――国々のはざまにいる人びとのアイデンティティ[陳天璽]
 はじめに
 1 東アジア各国のはざまにいる華僑華人たち
 2 中華民国の「無戸籍国民」
 3 ケーススタディー
 おわりに

第11章 旧ソ連圏諸国に広がる国境外国籍(Extraterritorial Citizenship)――ソ連解体後になぜ複数国籍者が増えているのか[小森宏美]
 はじめに
 1 連邦国家の解体と国籍
 2 各国の国籍政策の推移と複数国籍状況
 3 旧ソ連圏諸国における国籍政策の特殊性
 おわりに

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